バドミントンを通じてマレーシアと交流を深めようと愛媛県は21日、県内で遠征している同国のジュニア選手や協会関係者を県庁に招き、中村時広知事と歓談した。
 同国では、国技の一つとされるなどバドミントンが盛んで世界有数の競技力を持っており、県は2020年の東京オリンピック・パラリンピックで事前合宿の誘致を目指している。選手らは19日に来県し、25日まで愛媛国体の重点強化指定校である新田高校の選手と合同練習や親善試合などをする。
 県庁には協会のナハルッディン・ハシム副会長やジュニア、パラバドミントンの選手など約15人が訪れた。ナハルッディン副会長は「東京五輪に向け、愛媛の環境でやってみたいと思った。いい体験になると思う」と話したほか、愛媛でパラバドミントンが発展することも期待した。
 中村知事は「17年には愛媛で(国体という)日本最大のスポーツイベントがあり、愛媛の選手の成長に非常にいいものになる。今後も交流を続けたい」と歓迎した。